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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2021年06月23日

ホームメイドサービス






ホームメイドサービス
No.10

フランチャイズの企画を売り込もうと考えた。
札幌には単身赴任者が多く、男所帯で掃除とか洗濯とか困っているに違いない。それも大手企業の社員が多い。
ダスキンのサービスの一環として、部屋の掃除や洗濯を週何回か契約して請け負う。奥さんの中にも注文する人がいるだろうしその発展型で、家のリフォーム、庭の手入れまでサービスをひろげる。
まだワープロも普及していない頃、手書きで人件費を計算して企画書に仕上げた。
わざわざ主婦が家の掃除をお金を払って頼むだろうか?単身者の部屋に女性が入って問題が起きないだろうか?確信がないまま、企画書は提出されたが採用される事は無かった。そのサービスの名前はホームメイドサービスと名付けた。
オフィスコーヒーサービスのダイオーズも加盟店が爆発的に増え、新しいコーヒーメーカーの開発を自社で考え始めていた。
千葉にあった精米工場の修理担当で採用された大学の理工学部を出た社員と話すことがあった。
向こうは、こちらを機械の専門家だと思っていたのだろう。
「○野辺さん、熱交換器って詳しいんですか?」
「すみません、その辺のところは専門じゃなくて。」
あらゆるヒーター、温めたり冷やしたりする物を熱交換器と言う。
当然そんな事も知らないので、誤魔化すしか無かった。
そんな忙しい毎日を送っていたが、学生時代良く通っていた新宿に一人遊びに行ったことがあった。
新宿西口には、学生時代友人が三畳間に住んでおり、良くウロウロした街だ。夜になって、しょんべん横丁の反対側のビルを見ると、女子大生パブのネオンが見えた。この頃、世の中は女子大生ブームである。テレビを賑わしていたのは、タレントで無く女子大生だ。女子大生で作られたおニャン子クラブが大ヒットするのは昭和60年で、数年後の事である。
ブームにつられて女子大生パブに入ってみた。丸テーブルに、白い皮の椅子が4つ。その一つに座ってハウスボトルの水割りを飲んでいると、若い女の子が席についた。
ミニスカートにちょっと太目の脚。脚には白のウェスタンブーツを履いている。
話をすると、京都から上京してきたと言う。実は女子大生ではなく、歌を勉強しながらアルバイトしているという。そうこう話していると、ショータイムになり、その子がステージに上がった。なんの曲だったか、ロック調の曲を個性的なハスキーボイスで歌い上げた。ショーが、終わって席に戻ると、プロを目指していると言う。
「君、上手いよ!絶対プロになれるよ。」高校時代、アマチュアバンドをやっていて、ロックには詳しいと盛り気味で、音楽業界の事を教えたのだった。
まず、デモテープを作らないとね、スタジオを借りるは大変か?とか知ったかぶりで話したものだ。
中村あゆみ。その店でもそのままの名前で出てた。
3年後の昭和60年に翼の折れたエンジェルで大ヒット。
同じ名前なので、あの時の子だとすぐ分かった。




  
Posted by ミツクニ at 19:13Comments(0)