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ミツクニ
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安中市に生息

2021年07月07日

喫茶 白ゆり










喫茶白ゆり
No.16

 第一エンジニアリングに入る前、大学に行かず喫茶店で働いていた時のこと。住んでいた高田馬場の思い出。昭和53年1978年に時間は戻る。
 大学に入って、体力と暇を持て余していた私は、深夜のバイトを始める事にした。高田馬場の駅前の交差点の地下鉄東西線の階段を降りた地下一階にあった喫茶白ゆりだ。最初はキッチンに入り、一年程で料理を覚えた。
 喫茶店なのでナポリタンやピラフ、サンドイッチ、パフェ、と料理は簡単なものだった。焼きプリンは本格的で、深夜組が仕込みを担当した。卵と牛乳と砂糖、バニラエッセンス、砂糖を煮詰めてキャラメルも作る。業務用のオーブンで蒸し焼きにして、20個ぐらい作るのだが、出来上がりのタイミングが難しい。柔らかければ崩れてしまい、硬ければ美味しくない。すが入らないように焼き上げる。
 スパゲティは茹でて、サラダ油をまぶして、冷蔵庫に一晩置く。今のパスタと違い、昔のナポリタンやミートソースは、茹でて一晩置いた麺を使うのだ。
 この白ゆりは、ルノアールとと同じような大型喫茶店で、朝から翌朝まで営業して、1日1,000人の来客がある、繁盛店だ。高田馬場駅前の交差点、東西線の入り口にあるので朝はモーニングセットを頼むサラリーマンで一杯になる。昼もランチを求めるサラリーマンや学生で混雑する。
 高田馬場という土地柄、早慶戦の時には早慶戦後の飲み会で酔った早大生の団体が押し寄せる。深夜に近い遅い時間に、20人や30人の団体が何組も入ってくるのだ。飲み方を知らない新入生がベロベロになって担がれてくる。注文は大抵パフェだ、フルーツパフェやチョコレートパフェが20個.30個と注文される。
 チョコレートパフェなら手間がかからず何個でも簡単に出せるが、フルーツパフェとなると、リンゴを笹切りしたりしなければならず、キッチンはパニックになる。当時で1日50万を売り上げた。
確か当時は、阪神の岡田が鳴り物入りで早稲田の野球部に入り、大学野球も盛り上がっていた。
 店でかけるレコードはマネージャーが選べるので、この頃流行ったジャズのヒュージョンや映画音楽を選んで買えるのが嬉しかった。グローバーワシントンJr.のワインライトがお気に入りでした。


Posted by ミツクニ at 18:36│Comments(0)
 
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